おのちん

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けのおのちんのレビュー・感想・評価

2.8
「わたしがジェダイの宮本武蔵だ~!なんちゃってね~」

・原題はThe Rise Of Skywalkerで、「日の出(昇っていく)」と「立ち上がれ(立ち上がる)」のダブルミーニングが邦題ではうまく言えてない。

・雷じいいちゃん強すぎ!

・主人のレイもそうだし、ファルコン号の船長さんも黒人の脱走兵の人も助さん格さんのおいしいポジションなのに、いまいちキャラが立ってなくてかわいそう。ガンダムならどんどん主人公が変わっていっても、それぞれの主人公や仲間に感情移入できるのになぜ?

・アダムドライバーの人が、自分の割れたマスクを金継ぎしてるのか面白かった。古いものを大切に活かしてさらにカッコ良くするっていう日本の「金継ぎ(KINTSUGI)哲学」は海外でも人気なので、それを採り入れたっぽい。自分がやられたことを忘れず過去の自分を肯定しつつ、さらにパワーアップしてやるぞという意気込み?

・馬で戦うところは新しくてよかった。やっぱりアイデアは意外な組み合わせが大事ですよね。宇宙戦争で馬、みたいな発想はまた何かの映画で使ってほしい。見てみたい。

・昔のスターウォーズに出てきてたのは、主人公の白人たちとそれを助ける黒人(それとたまに偉い黒人)、そして怪物たちというものだったのが、サーガが幕を閉じる今にきて人間の人種もいっぱい。さすがダイバーシティ時代。

・最後の大決戦では確実に負ける状況なのにあっさり逆転勝利。「インデペンデンス・デイ」とおなじ現象。日本のアニメで板野サーカスの気持ちよさに慣れてると一直線にしか飛んでくれないレーザービーム砲の空中戦もなんとなく物足りない。

・なんだかんだで40年以上かけて9作すべて劇場で見てしまいました。「まあ、今回も行っとくか」と思わせるジョージ・ルーカス偉大なり!

2020.2.14
おのちん

おのちん