あまりに残念だった前2作に比べると、だいぶマシな映画になった印象。安っぽいお涙頂戴シーンがなくなり、物語が引き締まった感じ。アクションや戦闘シーンも良い。レイの意外なルーツも明かされて納得。驚きのあのキャラも出てきて、最終話にはふさわしい内容だった。
しかし、こんなことならあのキャラはエピ7から出した方が良かったんじゃないかって気も。なんか脈絡がなく、最後だからって収拾つけるために無理矢理取ってつけた感じがする。レイの両親は特別な力持ってなかったんだろかというのも疑問。
重要な部分の説明不足やご都合主義も相変わらず。あの人はなんでああなったの？とか、なんであの行動取ったの？とか、あの人いつの間にあんなすごい人に？とか、そもそも何それ？とか疑問符がいっぱい。最後のレイとカイロ・レンのシーンも唐突で、あれはいらないと思った。
一方、レイの女優さんは成長が感じられて素晴らしかった。あの黒人も最初はカッコ悪すぎて違和感だらけだったが、最後はだいぶこなれた印象。レイアがとても自然だったのもすごかった。
というわけで、新シリーズにはまったく満足できなかったけど、最後はギリギリ及第点。40年間お疲れ様でした。
ちなみに私は最後までフォースがなんなのか分かりませんでした。要するに超能力ってだけ？
