マイノリティ

ぼくとアールと彼女のさよならのマイノリティのレビュー・感想・評価

4.2
とても良かったです!

学校生活を無難に過ごす、映画好きな高校生の男の子と、白血病に侵された同級生の女の子のヒューマンドラマです。

主人公、グレッグは有名な映画のパロディを同級生で「仕事仲間」のアールと自主制作する日々を過ごしています。

彼は内気で校内でも、なるべく目立たない様に過ごし、争い事を避ける行動を取っています。

ある日、彼の母親から「あなたの同級生のレイチェルが白血病になったから彼女に会いに行きなさい」と言われます。

レイチェルの事をあまり知らない彼は嫌がりますが母親の強引な説得で渋々会いに行きます。

「同情なんていらないから帰って」とレイチェルに言われますが、「実は母さんに言われて来た。だから母さんが納得するまで居させて」と彼は本当の事を言います。

こうしてグレッグとレイチェルの少し変わった関係が始まります。

最初はぎこちなかった二人にも日が経つにつれ、友情が芽生えてきます。

そんな時、同級生の女の子から「レイチェルの映画を撮ったら?」と言われ・・・。

白血病に侵された同級生との友情を描いていますが、お涙頂戴みたいなのは一切無いので、とても観やすいです!

友情から愛情に・・・みたいな展開も一切無いです。

レイチェルに出会った事によってグレッグ自身も成長していく過程がリアルで良かったです!

グレッグの通う高校の先生のセリフが刺さりました!

ラストのレイチェルの部屋でのシーンがめちゃめちゃいいです!

グレッグとレイチェルの友情は永遠ですね!

レイチェルを演じたオリヴィア・クックがとても可愛かったです!