やのちゃん

ぼくとアールと彼女のさよならのやのちゃんのレビュー・感想・評価

3.0
機内鑑賞。

自己評価が低すぎる主人公グレッグとその同僚アールと白血病かかった女の子レイチェルの青春映画。
重いテーマを扱っているにもかかわらず、それをポップにコメディタッチに描いていて、たまにあるシュールでコミカルな間も最高。
ウェスアンダーソンを彷彿させるような世界観に少しリアリティーを加えたようなカメラワークがとても素敵。劇中でのグレッグとアールのつくる古典映画のパロディーも絶妙でバカバカしくてセンスがいい。映画に対する愛が溢れた作品だなあと。

「その人が死んでからもっとその人のことがわかる」って言葉が印象的。

日本未公開なのは残念。