はじまりのモノローグで「ぼく」のハイスクール観が語られる。学校には無数のグループが存在していて、強くて大きいものもあれば、奇妙な独りのグループもある。そんなグループの間には国と国ほどの壁があり、その中で主人公はパスポートを携えいろんな国でうまくやっていたと。
この彼の学校生活が支障をきたすというのがこの物語の発端になるのだが、オープニングのモノローグで早くも彼を全面的に信頼してしまった。
あらすじを聞くとありがちな難病ものかと思うが、御涙頂戴的なものでは全くない。恋愛より友情というかんじ。
2017-113