名作をもじってパロディ映画を作るボンクラ高校生が主人公なんて、映画好きにとってはドストライクの設定。
いわゆる難病ものの青春ムービーながら、常に状況を俯瞰しアンチセカチューかのように泣かせにいく展開にせずにクールな視点で物語が進むところは好感が持てるし現代的な感じもする。
それゆえプロムナイトにグレッグが取った選択と、それに呼応するレイチェルからの贈り物がとてもエモーショナルで感動する。
巨乳ちゃんがダシに使われた感があったのは少し残念だけど、シリアスな内容をポップに彩られた世界に最後まで飽きなかった。