のんびり

ぼくとアールと彼女のさよならののんびりのレビュー・感想・評価

4.0
高校生グレッグ、幼馴染アール、余命僅かな同級生レイチェル
グレッグは不本意にも友達となり、彼女と過ごしていく

凄く良い映画です😊
難病映画ながらも明るく軽快なコメディ風
露骨に泣かせに来たりもしない、詩的で酔ってる感もない
闘病映画でもなく、病床もそんなに描かない
爽やかさを残しつつ、あくまで描くのは高校生の精神的な成長

高校生目線の考え方
上辺だけの主人公、誰とも深く関わらない
死に対してもどこか軽く考えている
そりゃウルヴァリンにも説教されるわ(このシーン面白過ぎ)
でも子供の頃なんてそんな物、死に実感がない
人は誰かと深く関わり始めて成長していく

この映画は感動的には描こうとしない、現実的な描写ばかり
レイチェルの友達だって所詮ただの友達
励ましメッセージは送るけど、あくまで深い関係ではない
彼女と深く関わろうとしたのは主人公だけ
パロディ映画作りが趣味の主人公が終盤作った自作映画
それに対して自分なりの感想をコメ欄に

105分と短めながら綺麗にまとまっているテンポの良い良作

「誰かが死んだ後もその人の事を知る事ができる、その人の事を忘れなければ」
のんびり

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