チャップリンの駈落の作品情報・感想・評価

「チャップリンの駈落」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

チャップリンの恋のカーチェイス


1915年、エッサネイ社作品。
監督チャールズチャップリン。



チャップリン初期を見るシリーズ。
原題「the jitney elopement」安い駆け落ちみたいな訳なのかな。

チャップリンとエドナは、いきなり求愛。1階、2階の構図。投げキッスするチャーリー。

エドナからお見合い話の手紙を受け取り、お金持ちになりすまし父に会いに来てとのこと。
このヘンのなりすましお話
は「のらくろ」の一人二役、金持ちのフリ的な物語に進化。

チャーリー!エドナ父に会っても変わらず、失礼。

もてなす酒はグラスを指定、おかわり強要。使用人には杖で小突くとお金持ちの素振りなし。

珍しいのが、バストショットでの食事シーンを見せます。
肉がきれない
フォークマナーむちゃくちゃ
肉のタレか豆が空から降るかのジェスチャー(ウェイターが素早く配膳しているのをびっくりしているギャグ。これは「モダンタイムス」の刑務所飯のシーンでも同様ジェスチャーあり!)
飲み物が熱い
とうとうのギャグ、エドナとエドナ父で展開。食事ギャグは、「街の灯」のパーティシーン、「モダンタイムス」のポーレットゴダートとの夢における肉きれないシーンなどなどに引き継がれる。

それから当然のごとく婚約者の鼻髭お金持ちが来て、ドタバタ開始。
チャーリーは、追い出されます。このオチも「のらくら」にまんま移行使用。

舞台はいつもの公園にうつり
チャーリーのタバコギャグ
からの
エドナカップルとの痴話喧嘩からの

なんと珍しいチャップリンカーチェイス登場必見。

エドナを乗せ、エドナ婚約者カーとカーチェイス。レンガぶつけたり、紐で車を横転させようとして、引きづられるギャグ披露(爆笑)やることメチャメチャ。
あといちいちぶつかり、ものすごくぶっ飛ぶリアクションあり。蹴りとオカマ掘り運転であり。
カーチェイスを並走して撮影したり、前方カメラから撮影したり、チャップリン映画らしくないアクロバッティック必見。
まあ
チャップリンのデビュー周辺作である「ベニスの子供自動車競走」で「縁」があるんですがね。あれは実際のカーレースのカメラにチャーリーが映り込むというメチャクチャな内容でしたがね。
この車ギャグは、のちエドナとともに「一日の行楽」でしっかり車ギャグに進化している。

大変貴重な作品でした。

あと、エドナと最後の最後キスしてます。これもレアですね。ほんとクレジット前にキスすれすれまでやります。直接ラブをなかなかチャップリン表現しませんが、初期短編は、わりあい大胆。これを見るとねチャップリンとエドナパービアンスは、相思相愛だったのがわかります。私個人的には、エドナと結婚しつづけて欲しかったなあですが、チャップリンのリアルラブは、ボロボロな天命運命。



さて
チャップリンの恋のカーチェイス

ぜひ
ミ

ミの感想・評価

5.0
メモ。

戦後の映画で編集が一番うまいのは本多猪四郎で、二番がジャック・リヴェットで、戦前はというとチャップリンだ(チャップリンを直接的に引き継いだのはパゾリーニだが)。
映画というのはやや象徴的な言い方をすると距離という壁を光の速さで移動でき突破できる目で。
そしてそこに時間という概念は実のところない。
というようなモンタージュ観でもって映画というものを捉えると。
チャップリンの映像テクニックはすごい。
『チャップリンの駆落』冒頭の、二階の窓から見下ろすヒロインのカットと、下から見上げるチャップリンのカット、このロミオとジュリエット風のシチュエーションを演出するためにエスタブリッシング・ショットなどというものは必要なく、それ自体では全体を説明しない別々の映像と映像がモンタージュによって新しい文脈(=全体性)を帯びる。
こういうことをやって映像的に物語るというのは例えばエイゼンシュテインの理論でもないしグリフィスの発見でもない。
エモーションのための編集ではなく編集それ自体が運動体であるような編集。
そしてこのような、文脈の中に映像を置いて語るナラティブは編集に限らずチャップリンの映画術の全てに通底しているやり方だ。
映画はまずチャップリンによって成された。

後半、急に始まる怒涛のカーチェイス、自動車がチャップリン的としか言いようのない無駄な動きをするのがすごい。
ここで逆説的にわかるのは、チャップリン自身も演技しているのではなく動いているだけ、演出しているだけだということだ。
#244/2004
「チャップリンの駆け落ち」
チャーリー扮する偽伯爵、服装くたくた。
チャップリンとエドナ(エドナ・パービアンス)は、エドナの父親には内緒で付き合っているが、エドナに見合いの話を持ってくる父親。
某伯爵という落ちぶれた貴族だが、チャップリンは某伯爵になりすまして食事をしていると、本物がやって来て……という物語。

まぁまぁ楽しいチャップリン初期の短編のひとつ。
yuri

yuriの感想・評価

3.0
ご飯食べるときギュウギュウすぎる、笑
MA2

MA2の感想・評価

3.5
2017-292
ねぎお

ねぎおの感想・評価

2.8
スタジオから外に出たロケ撮影部分が良かったです。
のん

のんの感想・評価

3.3

チャップリンがかわいい(^-^)
ぐるぐるまわるカーチェイスw