言わずもがな、あの超有名ディズニー映画を実写化。
私、アニメ版を見ていたかのように思えて実際のところ見ていなかったので、新鮮に見れるなと思いましたが、まあ超有名な作品ですのでラストは想像通りの終わり方。でも、ラストの煌びやかしさは流石ディズニー、凄かったです。
ただ、配役の問題です。野獣役がダンスティーヴンスということ。
実際にビジュアルを見ると、アニメよりも人間の方に近くて、ダンスティーヴンスのせいかどこかカッコ良さがあって、醜くても内に宿る美を愛するというメッセージが薄く感じた。
結局、イケメンが野獣化してもイケメンのままかって思いました。
他のディズニー作品で「ノートルダムの鐘」というのがありますが、そっちのほうが醜い者の苦悩が切実に描かれていて好きだった。
そして、上映時間が長い。ディズニー映画って長編だけで100分程度と短いながらよりしっかりとしたものを作ってる印象だけど、今作はダラダラと感じたかな。もうちょっとメリハリつけたほうが良かったかも。
現実味のある「ノートルダムの鐘」やアメリカ社会を反映した「ズートピア」とかが好きだったので、そもそもこの物語が肌に合わなかったのかもしれない。
絶賛の嵐で、文句を言うのはちょっと肩身が狭いし、思い入れのある人はムッとくるレビューかもしれませんが、どうか許してください。