Kei

美女と野獣のKeiのレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
4.5
『オチがわかってるのに感動』

品川IMAXで観てきました。
まず、今作品は最高の状態で観るのでしたら、IMAXがマストです。画角がフルIMAXの1.90:1なので、通常スクリーンだと全編で上下の画が切られます。

まず、私はアニメ版は観たことが無かったので、今作を観る前にしっかり観てから鑑賞しました。シンデレラの時も同じでした。

ディズニーが本気出しているんですから、映像その他は文句なしです。
そしてベルを演じたエマ・ワトソンが美人なこと。完全にハーマイオニー感は抜けてました。また彼女自身が、アニメ版の大ファン&読書家なためベルにリアルでも合っていました。同時期に、ラ・ラ・ランドのオファーもあったみたいですが、断って正解だと思いました。

また内容はもちろんアニメ版と同じですが、アニメでは描かれていない所や、オリジナル設定などもあり、さらに深く内容を掘り下げています。

また、しっかり『見せ場』のシーンの演出がお見事。これはフェアリーゴッドマザーが、シンデレラに魔法をかけるシーンのように、今作では『ひとりぼっちの晩餐会』、『ダンスシーン』『野獣の魔法が解けるシーン』などは特に丁寧で綺麗です。

アニメ版が好きな方はより楽しめると思います。また内容もアニメ版が子供向きとすると、こちらはしっかり大人向けです。

オリジナル要素としてベルのお父さんの設定はアニメ版より私は好きでした。

監督のビル・コンドンは、シカゴ、ドリームガールズ、トワイライトゾーンなども手がけているので過去の作品を見れば今作には適役だったと思います。

撮影の画のルックとしてはシンデレラはフィルム撮影であったのに対し、こちらはデジタル撮影。CG荒なども少し目立ちましたが、普通は気にならないと思います。狼などはフルCGだと思いますが、ジャングルブックであのクォリティを出しているで、101匹ワンちゃんの実写は余裕でしょう。

美術はやはりダンスシーンはお見事でした。

このクォリティでの実写が続くのであれば、今後のディズニーのアニメの実写は楽しみです。
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