鍋レモン

美女と野獣の鍋レモンのレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
3.8
⚪概要とあらすじ
ディズニーが製作した大ヒットアニメ『美女と野獣』を実写化した、ファンタジーロマンス。

進歩的な考え方が原因で、閉鎖的な村人たちとなじめないことに悩む美女ベル(エマ・ワトソン)。ある日、彼女は野獣(ダン・スティーヴンス)と遭遇する。彼は魔女の呪いによって変身させられた王子で、魔女が置いていったバラの花びらが散ってしまう前に誰かを愛し、愛されなければ元の姿に戻ることができない身であった。その恐ろしい外見にたじろぎながらも、野獣に心惹かれていくベル。一方の野獣は...。

⚪キャッチコピー
“それは、100年語り継がれるエンターテインメント。”

⚪感想
美女と野獣の実写版。

アニメ版よりもジェンダー的要素が現代的で受け入れやすかった。

ミュージカルは普通に観るし好きだけど今作のミュージカルシーンはあんまり要らないかなって思ってしまった。あの曲がダンスシーンでかかるくらいでいいかも。

展開を知っていても楽しめる。

世界観や演出がシーンごとに素敵だし、CGが違和感ない。

召使いたちが個性的で可愛らしく、ベルも知的で振る舞いが可愛いくて、それを超えて野獣がめちゃくちゃ可愛い。

全然分からないイアン・マッケランとユアン・マクレガーが良き。

みんなのやり取りに癒される。
特にクズだけどガストンとルフウのやり取りが好き。

ミュージカルに慣れている人が吹き替えのためか基本的に違和感ない。
字幕でも観たくなった。

ディズニーのプリンセスの中でやっぱりベルが一番好き。見た目だけじゃなく中身も素敵。
顔や胸といった部分で美しさが重視って感じよりも中身の美しさをメインにしている感じ。
同じ女性として全部憧れるし、男性に媚びる部分がなくて良いなと思う。逆にセクシーさステレオタイプな女らしさがなくて嫌いって人もいそうだけど。

エマ・ワトソンのスタイルやそばかすが素敵。エマ・ワトソンは女性のために様々な活動しているし頭も良いことを知っているのでベルにぴったりな気がする。
エマ・ワトソンを起用したのは的確だと思う。

野獣は一応人間だけど人間と人ならざる者の恋愛系が好き。切甘、すれ違い、両片思い傾向だとより好き。

とにかく面白かった。



⚪以下ネタバレ



個人的に王子は野獣のままの方がかっこよくて変わらないで欲しいと毎回思う。あと「美女と野獣」って言ってるんだから変わる必要性を感じない。現代に合わせたらやっぱり中身じゃなくて顔かよみたいなモヤモヤ感が残る。

好みの問題だけど王子よりも野獣の方が顔がかっこいいから私としては野獣が王子に戻ったら中身は好きだけど顔がちょっと無理って思うから結局私自身中身より顔っていうのに囚われてる。

⚪鑑賞
金曜ロードショーで鑑賞。
鍋レモン

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