ぬーたん

美女と野獣のぬーたんのレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
3.7
ディズニーアニメ初の実写化だそう。
ストーリーは誰でも知ってるわけで。
振りが長く前半はやや眠くなってしまった。

ベルをエマ・ワトソン。
美女というよりは可愛い。
野獣をダン・スティーヴァンス。
『ダウントン・アビー』のマシュー。
随分とスッキリしたお顔になっていた。
マシューの頃の方が良かった気もする。
野獣でも瞳が綺麗。
人間になった時に華がないなあ。
ガストンはルーク・エヴァンス。
なかなかの悪役ぶり。
本人はゲイだそうだ。(だからって何も関係ないけどさ)
ベルの父をケヴィン・クライン。
最近では『ラストベガス』で渋いジイサンを好演。
ちょっと年がいき過ぎ?祖父かと思ったわ。

ディズニーだから映像や色彩は綺麗。
雪の城や街の賑やかな風景などが美しい。
ドレスや小物、城の内部も素敵だ。
ラストのベルのドレスが白地に華やかな花柄でとくに可愛かった。
だけど、暗いシーンが多くて観辛かったのが残念。
せっかくの見所のクライマックスの対決も目が疲れた。
ミュージカル嫌いでも観やすいかもしれないが、ミュージカルとしては物足りなさも。

魔法が溶けて元に戻ったら、まあ、豪華な俳優が出て来た。
蝋燭はユアン・マクレガー。イケメンだったもんね。
時計はイアン・マッケラン。渋いし面白い。
あ、この方もゲイ(だからどうした)
(☆ゲイを見つけると発表したくなるし、何だか嬉しいのは何故なんだ?)
彼らだったと思うと何だか益々可愛いと思える。
ポットはエマ・トンプソン。
この方の登場はインパクトある。
10分足らずなのに、全部持ってかれるわ。
こういう存在感のある役者を最後にちょこっと出したことで、豪華だったという気になるが、主役の2人が霞んでしまった。
エンドクレジットで流れるジョン・レジェンド&アリアナ・グランデの歌が良かった!

アニメの方が好きだけど、実写化としてはまずまず良く出来ている。
映画館で観たら評価は上がったかも?
家で観たら観辛いのよ、とにかく。
ぬーたん

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