マーベル作品にしてはこの素晴らしく低い評価。何故なのか。
観る前の僕:「みんなどうせアベンジャーズみたいなド派手なのを期待してガッカリしただけだろ?」
観た後の僕:「この評価すげーわかる」
ヒーローものにおいて、主人公(達)が力を手に入れ、正義に目覚めるまでの過程は大変重要ですね。
ここでどれだけ観客を魅了するかで、その後の没入感を高めることが出来ますから。
そこはまぁ見方によってはクリアしてない事もないんですよ。そこは。
ただその初期過程と同じ位に大事なのが、クライマックスの戦闘シーンの筈なんですがね。
「え?もう終わっちゃったの?」
古く苦い経験が蘇りそうな勢いの、なんとも言えない切なさが込み上げてくるあっさり感。
そういうのもね、確かに展開によってはアリだとは思いますよ。そこに至るまでが圧倒的だったとかでね。
ただこの作品の場合、無駄に時間を浪費した上であの終わり方ですからね。
いまや『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』みたいなトンデモ作品がある中、只々感じるガッカリ感。
『クロニクル』が素晴らしかっただけにとても期待していたジョシュ・トランク監督ですが、もう同じ人とは思えない貧弱さ。
ここまでくると「監督なのに助手トランク」とかって名前を使った盛大な駄洒落かと思うレベル。
もしや『ファンタスティックロニクル』って作品でも思いついたのではなかろうか、もうあの変な石を触っただけで特殊な能力を手に入れた若者4人で原作無視してファンタスティックにした方がいいんじゃないかと、匙投げしたのかと勘繰りたくなりますよええ。
さ、もう一度リブートしようか。