ねぎおSTOPWAR

クリミナル・タウンのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

クリミナル・タウン(2017年製作の映画)
4.2
「パパ、この○○さんの顔好きでしょ?」
うん、なんで?
「ほらやっぱりそうだそうだ!」(娘+嫁)
「こっちの顔、嫌いでしょ?」
えっ?そうだねえ。なんでなんで?
「きゃー、やっぱりそうだ!」

なんか娘と嫁さんの間でわしは鼻フェチだって結論らしい。
そう、言われてみると確かに確かに。

クロエちゃん、鼻が好き。
上映後のトークショーでクロエちゃんの鼻を撮影する角度が話題になっていたので「あー、そうそう。確かにオジサン萌えた萌えた」って。

この映画表面的には高校生の淡い思いが覆っているのでちょっとチャラく見えるかも。レビューも批判的な見方ですもんね。

でも主題はラストの制作側のトリビュートの一言にある通り、大切な人を亡くした人に捧ぐのがこの作品。
また話題作「BABY DRIVER」の前に撮影していたという今作のアンセル・エルゴートの少年っぽさが、この時しかあり得なかった彼が純粋に演じているところがいいですよ、これ。物珍しさってだけじゃなくて、例えば石田ひかりさんって大林監督の「ふたり」の撮影中に少女から成長しているんですよね。あれは感動的ですらあります。同じことがアンセルくんとクロエちゃんに起こっているのはキャスティングの妙ですよね。

また、アンセルくんとクロエちゃんの初セックスシーンですが、カメラを横向きにして純白のシーツが眩しい眩しい!!
・・おじさんは気恥ずかしすぎて、真っ暗なのに目を少し背けてしまいました!
まさにここはトークショーで東さんが言うようにクロエちゃんの横から見た鼻の素晴らしさ。わたしベッカムの奥さんの斜め45度の顔好きなんですよね。一緒一緒!
さて、ここやらどこやら何気に監督(or撮影監督)の絵のセンスいいっす!冒頭の<お店>を出て行ってそのままのバイクの流れもそうだし、顔が見たいところでの広い絵もGOOD!ストーリーだけじゃなく、絵作り注目して見てほしい作品だと思います。

あとこの映画観るにあたって
(8/25からシネマカリテ上映だそうです。今回はカリコレ2018のオープニング作品でした)
デヴィッドボウイの話は欠かせません。
「Life on MARS?」「Wild is the wind」がかかります。
またストーリーに関わるところでも出てきます。重要な小道具でも出てきます!エンドロール最後まで観てくださいね!!
愛です愛!
ボウイ様に思い入れある方、この映画特別な映画ですよ!