「評価低い映画…しかし本質を見定めれば良い映画」
友人を殺された主人公のアディスンが、事件の真相を追うストーリー。
ストーリー自体は単調で詰まらないのかも知れない、しかし感じて欲しいのは彼の心である。
事件の1年ほど前に母親を失くしている。
突然死だったが故に、直前まで元気だった母親に対して何も出来なかった、己を悔いるアディスン。
それを同じく直前まで元気であったのに、殺された友人と重ね合わせる。
これは、未だに母親の死を乗り越えられていない彼の心を表現している。
そして結末もアディスンが大人になり、未来を見つめる印象を受けた。
幼馴染のフィービーとの関係性も青春チックに描かれている。
これは、サスペンスというよりアディスンストーリーと思った。彼の成長、心の変化のね。
「親しい者の死は残された人を悲しみに落とし、心も下へ沈んでしまうだろう。しかし忘れないで欲しい、逝ってしまった彼らは、遥か上…天国にいることを」