TaiRa

ロスト・シティZ 失われた黄金都市のTaiRaのレビュー・感想・評価

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初めてジェームズ・グレイの作品観た。クラシカルな様で今っぽい感じが良い。撮影監督ダリウス・コンジの光の捉え方は流石の美しさ。音楽も良い。

探検家パーシー・フォーセットは、アマゾンの奥地で古代文明の痕跡に触れ、段々と探検に取り憑かれて行く。ヘルツォークのジャングル映画や『地獄の黙示録』に通ずる映画だが、行ったり来たりを繰り返すので趣は異なる。探検と家庭の両立に悩むと言った個人的なドラマも比重が大きい。ひとりの男の人生についての映画。史実が足枷になって鈍重になった気もしなくはないが、それでも140分退屈はしなかった。最後の探検へ出発する一連のシークエンスが画の美しさ含め感動的。フラッシュバックの使い方も好き。クライマックスからエンディングまでの流れも良かった。にしてもシエナ・ミラーはああいう役多いな。
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