ジャケット写真から冒険アドベンチャーと勘違いしてしまいましたが、実在した人物の自伝的映画で至って真面目な映画。という事で洞窟内で巨大な岩に追いかけられたり、謎の仕掛けを解いたり等のアクションアドベンチャーにありがちの展開はありません。
主演はチャーリー·ハナムで共演者にはトム·ホランドもいて豪華な感じ。ストーリーは最初の冒険こそ興奮したが、後は同じ事の繰り返しのようでイマイチ感じる物が薄かったです。
勇気と熱意は買いたいけれど、名誉心に取り付かれた人達の物悲しさを感じて辛かった。気軽に観るタイプの映画ではありませんでした。当時の情景や悲壮感に満ちた冒険シーンやジャングルや部族の映像はこだわりを感じて良かった。
真面目に丹念に作り込まれた栄光と挫折の人間物語という感じで熱意は感じますが、底抜けに面白いかと聞かれると微妙な答えにしか出来ない感じで好き嫌いが分かれる映画かなと思います。