物語の発端は
父さんとの出会いだった
唯一の友達
僕の「相棒」
僕が産まれた時、初めて僕を見た父さんが言った
「男の子だね…
でも、とても…(小さいね)、
でも彼は、、、大きくなる」
そんな父さんが
扁平足で戦争に行けない兄さんの代わりに
戦争に行った
僕の「相棒」だったのに、、、
元気がでない僕に
教会の司祭さんがこう言った
「辛子の種ほどの信仰心があれば
山が動く
山を動かす力があれば
何でもできるよ
戦争を終わらせて
愛する者を戻すことだってね」
その日から
僕は辛子の粒をポケットに忍ばせた
そして
海の向こうにパワーを送り続けたんだ