日本と戦争していたころのアメリカで、同級生よりも成長が遅く、そのため体が小さな少年の物語。
米兵としてフィリピンに渡った父親に帰ってきてほしいという願いを持ち続ける中で、日系人のハシモトと出会う。
父親に帰ってきてもらうために司祭からもらったリストを次々に達成していく。
敵国である日系人と行動すること自体勇気のいることだが、少年はハシモトと徐々に仲良くなっていった。
国同士が歪みあっている中であるからこその耀く物語でもあった。
勇気を持つこと、困っている人に親切にすること、信じることの大切さを少しは感じられたような気がした。