よしおスタンダード

マイ・ライフ・ディレクテッド・バイ・ニコラス・ウィンディング・レフンのよしおスタンダードのレビュー・感想・評価

3.8
No.2688

デンマークの大注目作家、ニコラス・ウィンディング・レフン監督の「オンリー・ゴッド」制作の裏側を、監督の奥さんが密着したドキュメンタリー。

かなり面白い。

コッポラの「地獄の黙示録」の制作の裏側を、監督の妻、エレノア・コッポラが記録した「ハート・オブ・ダークネス」という大傑作があるが、

こちらは、レフン夫妻版「ハート・オブ・ダークネス」なのだろうか。

監督の奥さんって大変だなぁって思った。

僕はレフン映画は「ドライヴ」「オンリー・ゴッド」しか見ていませんが、映画の印象からすると、

レフンという人は野心的でギラギラしてて、現場でも独善的な人なのかなぁって漠然と思ってました。

ところが、真逆ですね(笑)。
めちゃめちゃネガティブで、暗いし、すぐ愚痴るし、こりゃ確かに奥さん大変だわ(笑)。

それと、ライアン・ゴズリングのお茶目なこと!
監督が「陰」なら、ライアンは「陽」。だから相性がいいのでしょう。

ライアンは普段から物静かで多弁な方ではないのでしょうね。でも一緒にいたらめっちゃ楽しそう。

中学とか高校でモテる男子って、大体ライアンみたいな感じでしたね。クールなんだけどお茶目っていう。

レフン監督とは10歳違いなので、友人関係としては世代が一つずれてるので、その分ちょうどいいのかもしれませんね。