ぬーたん

ソウ6のぬーたんのレビュー・感想・評価

ソウ6(2009年製作の映画)
3.6
ソウも6作目!あと、一個!
ソウはいったん3作で完結。
1から徐々に面白さは下がるが、3作共に見応えがあった。
4と5はその1~3の裏話・ジョンの周囲の人間や過去などを織り交ぜながら進む。
スピンオフ的な話が多く、疑問点の回収としては面白いが、内容はややダレ気味だった。
そして、この6は、原点に帰ったようなゲーム中心の話になっている。
もちろん、初っ端から怖いよ。
男女のペアのタイマン勝負。
痛くて直視不可能!
メガネずらしの技の登場だい(笑)
今作のゲームの主役は悪徳保険会社の男ウィリアム。
会社でこの男に見捨てられる男アボットは『スキャンダル』の殺し屋役のチャーリーだった。今作では真逆の役ね。
ウィリアムにピーター・アウターブリッジ。
悪い役なのに、優しい雰囲気で何だか憎み切れない感じ。
アメリカでは健康保険を払える人が少ないため医療費が高額で、この保険会社が保険金を出すか否かで、治療が出来るかどうか、生死に関わる。
保険屋とはいえ、人の生死を決めているとも捉えられるし、本人や家族に恨まれることも多いだろうな。
感覚としては仕事だし仕方ない気もするが、まあ前作の罪のない善人よりは被験者にふさわしいので、ちょっとほっとする。
でも、それほど悪人でない巻き添え型の可哀想な犠牲者がたくさん。
選ぶ際に最後に本性が出るというか、人を踏み倒しても助かりたいという欲が出ていて、恐ろしかった。
ウィリアムが生死者を選ぶという事が、実際の仕事とリンクしていて、上手い。
ゲーム自体はますます残酷さが加速し、観ていて痛くてたまらん。
ただ、遺体があまりにも人形過ぎておもちゃみたいに思ったりしてあまり怖くない。
ちょっと麻痺して来たかも?
ホフマンとジルの闘いは熾烈を極める。
ラストまで迫力があった。
いつもの如く、ラスト近くはスピード感のあるフラッシュバックのシーンとどんでん返し。
『Game over』でドアを閉める。やっぱりこれこれ!
エンドロールが終わった後に、オマケがある。
6までで初めてのオマケ。
まるでマーベルみたい。
さて、ラストミッションへ。
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