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悲しみの忘れ方 DOCUMENTARY of 乃木坂46のshunのレビュー・感想・評価

2.5
一度観ておこうと思っていたのでTSUTAYAで借りてきました

まず、これは乃木坂46のドキュメンタリー映画とは言えない。まあ数十人いたら全員扱うのは不可能なので必然的に取り上げられるメンバーが絞られます。
その中でもとりあえずポスターに出てる5人の過去から現在が語られる

自分は乃木坂46というグループはとても好きで応援していますがこの映画がどうだったかと言うと本当になんのために作ったのか分からない、、

自分がファンになる前のこのグループについて知ることができたのは良かったです

まずナレーション
「母親達の言葉」だそうですが読み上げている人は本人ではなく全部同じ人。ずっとなんかしっとりと読み上げてあまり感情もこもっていないのでまあ棒読みぽくて必要だったのか、、?と言う感じ

次に時々挟まれる映像について。メンバーが自分のゆかりのある地を訪れる、というコンセプトだと思いますがいかにもやらされてる感満載の小芝居が入ってる。
普通に思い出の地を訪れておいしいご飯食べながらインタビューに答える、じゃだめなのか?

そして初期のそれぞれの気持ちについて。
とにかくメンバーの悩み、運営への疑問、母親の行動が並べられて終わりという感じ。
例えば「公式ライバル」であることの意味について何度もメンバーが口にします。特に運営はこの疑問に答えは用意していないだろうしただただメンバーの悩みがモヤモヤ浮かんでるだけのように思えてしまう。

母親たちの「取り返しのつかないことをした」「入れるところを間違えた」「娘に自分に自信が無い」というような発言
それに加えて本人たちの「受かると思ってなかった」「落ちたかったのほうが強い」ととにかくネガティブな発言が並べられます。
この時点でなぜそこまでマイナスな表現ばかり使うのか分からない。
確かに終盤に桜井玲香が言っていたように「ネガティブで目立つことが苦手、寂しがり屋でマイナスを変えたい」と思ってる彼女たちが「自分の居場所」を見つける物語としたかったのかもしれないが流石に自信無い人が多すぎるというか、、
だからそんな中で「超ポジティブ、超嬉しくて胸がいっぱい」と笑顔で言う高山一実が一気に好きになりました笑


改めて膨大なカネとヒトが動く凄いビジネスだなあと思った。彼女たちに起こる全ての出来事が「物語」となりどんどん歯車が大きくなっていく。
こうしてファンの一人である私達もその1ピースに過ぎないと考えるとすごい世界だなと思います。
この映画もファンで無ければ観ないだろうしでもそれで商売が成立してる

あ、あと最後の堀未央奈さんのところは全く意味が分からなかった。取ってつけたような感じで。なぜ急に今まで一度も出てこなかった「2期生」を最後の最後にあんなちょっとだね取り上げたのか?

ほとんど生駒里奈、西野七瀬、橋本奈々未、白石麻衣、生田絵梨花だけの映画と言う感じですが橋本さんはすごい魅力的な人だったんだなと思いました。でもそれさえも他人に作られた「物語」なのかもしれませんが
ちなみに私が好きな中田花奈はほーんの一瞬出てきただけでした
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