ユタ

ユタの感想・レビュー

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます。

前に見てたのですが、ポケモンやってて鑑賞メモ書き忘れてました!

今回は、ポケモンによって30億ドルほどの恩恵を受けるとも言われているアップル創業者の映画です(無理やりつなげた)。


まずアーロンソーキンの脚本が良かった。ダニーボイル色よりもアーロンソーキンの脚本の印象が強い。
重要な製品の発表会直前の舞台裏×3というトリッキーな構成ながら、人間スティーブジョブズをきちんと描けている。

「独善的な完璧主義者」という一般的なジョブズのイメージは基本そのままだが、この映画ではジョブズに得意のスピーチをさせない。(本物には勝てないから?)それが功を奏してる。
ジョブズの家族との関係に焦点を当てることで、ジョブズの新たな側面が見えてくる。

(タマフルでも指摘されてたけど)ジョブズの娘が違う歌手の歌う同じ曲を聴いていて、「初めのほうは女の子っぽい感じで、二回目のほうは後悔している感じ」と答えるシーン。これはこの映画の構成にも当てはまる。
発表会の直前の舞台裏という同じ設定で似たようなシーンなのだが3回それぞれトーンが変わっていてそこからジョブズという人間の変化と輪郭が見えてくる。

自分はアーロンソーキンの会話劇が好きなんだなと再確認。



フィンチャーのソーシャルネットワークにも近いものがあるけど、ソーシャルネットワークのように一人の天才の物語が、いまを生きる私たちの所まで下りてくるまではいってない気がした。
最後の着地がやや安易かもしれない。でも十分面白い。