全世界で90兆円の時価総額をもつApple社の創立者であるスティーブ・ジョブズ。彼の人生の一部分を垣間見るような形で映像化したのが今作。
これまでも何作か彼を題材にした映画を見たが、 どれも何かしらのメッセージ性を持たせようとストーリーを作ってきた感じがあり、脚色が強すぎて逆に素材を活かしきれていなかった。
しかし、今作はそういった点も感じられず、彼のウィキペディアを読んでいるかのような気持ちで見ることができた。
平積みされているビジネス書よりも岩波文庫の原典を読むのが好きな諸兄姉にお薦めである。