りょう

スティーブ・ジョブズのりょうのレビュー・感想・評価

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)
3.9
大学を卒業して、今の会社に入って間もなく、ある先輩からスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学の卒業式のスピーチがプリントアウトされた紙をもらったことを10数年ぶりに思い出して、昔使っていた手帳のポケットから引っ張りだしてみた!あの頃はなんとも思わなかったけど、曲がりなりにも10数年の社会人生活を経験した上で改めて読んでみたら、スティーブ・ジョブズのスピーチの偉大さが少し理解できた気がする。

そのスピーチも冒頭に伝えたいことは3点だけ、と話し始めるんだけど、この映画も3つのパートになってるってことで、何かスティーブ・ジョブズのことを語るのに相応しい感じがした。

心に残ったのは3幕目、ウォズとの口論になるシーン、プログラミングも半田付けもできない、君がしたことは何だ!と問われたシーン、音楽家は楽器を、私はオーケストラを指揮するという場面!
スティーブ・ジョブズの功績を端的に表していて印象的だった!

あと、舞台袖で娘にマッキントッシュで書いた絵を渡すところ、それ自体を映さず、裏から透けて見える演出も憎い!笑

3幕目は流れる音楽も今のアップルっぽい、知識がほぼなかった自分も、後のiPodやiPhoneの誕生に繋がるセリフとかあってワクワクしたし!

ウォズは才能と人格は共存すると言っていたけど、スティーブ・ジョブズはどんな人なのか、もっと知りたいと思った。
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