スティーブ・ジョブズの作品情報・感想・評価

スティーブ・ジョブズ2015年製作の映画)

Steve Jobs

上映日:2016年02月12日

製作国:

上映時間:122分

3.4

あらすじ

アップル社の共同設立者であり、デジタルテクノロジーの常識を変えた世界で最も有名なカリスマ、スティーブ・ジョブズの生き様の全てが詰まったハイクオリティな人間ドラマ。

「スティーブ・ジョブズ」に投稿された感想・評価

人間として、父親としてのスティーブ・ジョブズが、プレゼン前の30分の出来事に詰められている作品。
作品自体がイノベーティブで、こんな物語の切り取り方思いもつきませんでしたわ。有り触れた既存のストーリーを奪胎したダニーボイル氏すごいなぁ。
スティーブ・ジョブズの人生のごく一部分に的を絞り込むことで、捉えどころのない人物の輪郭を浮かび上がらせようとする試みが大胆で、冒頭から話にグイグイと引き込まれる。

反面、物語が最後に割と予定調和的なところに落ち着いてしまい、着想の大胆さからするとやや尻すぼみの印象。
ギャス

ギャスの感想・評価

3.1
彼は実際、何の天才だったのかと思いを巡らせる。
でもそこがよくわからない事がつまり彼が天才だった証拠なのだ。凡人にはその発想もそれを通し抜くクソな人格も無い。

この人が天才であるエピソードやバックグラウンドがメインになるのかと思ったが、仲間や、特に娘との関係性から透けて見える彼の葛藤や"欠陥"の話だった。


しかし、足らない父親として娘と向き合っていたラストシーンの後、
「500曲の音楽をお前のポケットに入れてやる」の発言で、彼が突然普通の父親ではない姿として立ち上がってくるのが印象的だった。そうだった、彼は天才なのだった、と。
そして、父としての愛の印の「絵」と大衆の待つ会場へ登る彼がとうとうイメージとして融合するシーンは感動的で、ずるいほどだった。
ダニー・ボイル!マイケル・ファスベンダー!スティーブ・ジョブズ!

満漢全席みたいな感じの名前をつなげちゃったけど、そういうことだぞ。

個人的にはデヴィッド・フィンチャーのソーシャルネットワークと対にして見たい。


しかし変わった映画だ。

初代Macの発表会の直前の舞台裏
そのMacの大失敗で会社追い出されて作ったNEXTの発表会の直前の〜
そしてiMacこ発表会の〜

の三幕構成。それに回想がそれぞれ入る。

うわぁ、スティーブ・ジョブズ。変わった人だったんだねぇと。


ただ、渇きの役所広司見たあとだとそこまで変わってもねえなと思うのが不思議。人殺さないしね。

それは置いといて、ジョブズの功績、功罪それぞれ下調べして読んでおくといいように思う。
21世紀最大の発明をした偉大な技術者の1人、スティーブ・ジョブズ、彼がいなければこうして今右手の親指のタップだけでレビューも書けないだろう

映画はそんな彼の素顔、素性に迫った内容だった、部下に当たり散らし見境無く家族にもあたり、正に最悪の上司状態

それでも彼には成し遂げたい事があったし、彼の生い立ちを見れば一般の我々から考える愛の形や普通の概念が全く違う物なのかもしれない

ただ1つ言えるのは彼のこういった全ての要素が1つでもかけていたらアップルは生まれていなかったと言う事、周りに愛されながら死ぬ普通の人生を選ぶか、周りを顧みず孤独だけれども後世に残る発明をする人生か

勿論その狭間を生きたいというのが殆どの人の答えだろう、でも何かを得れば何かを失う様に人生の大事な選択はTake it or leave itなんだと改めて思った

スティーブ・ジョブズは好きだけど、彼が成功したからって皆んな彼の後を追う姿勢は好きじゃ無い、彼がそうなれない様に他の誰も彼になれない、それで他の発明がされるのは人類にとって良い事ではあるんだが、Macに凝縮されてるオリジナリティというものを大切にしていきたい
おもしろい。
ジョブスどうこうよりアーロン・ソーキン脚本だから鑑賞という( ͡° ͜ʖ ͡°)

相変わらずのハイペース・トークで5分と目を離せない展開。彼が脚本だと監督よりもそれを処理する役者さんの力量で映画が決まってしまう( ̄▽ ̄)でもやっぱり面白いんだよなぁ〜

繰り返しになるが、ジョブスは割とどうでもいい(笑)ただ「ネクスト」の新製品の造形を「90度でなく90.1度にしろ、そうすれば博物館に飾れる」のあたりはやっぱり非凡♪(´ε` )まぁ、頼むからうにの上司にはならないでおくれ(笑)
き

きの感想・評価

3.8
4/11/Wed/2018
どんなに頭のいい人でも、全てが完璧じゃないんだなって思った
トップに立つ人は、どんなことがあっても、周りを惹きつける何かを持っている!
vary

varyの感想・評価

4.0
Apr 7rh

Danny Boyle監督作品
Aaron Sorkin脚本作品
Michael Fassbender主演作品

もう一回見ないといけないな。
2時間という限られた時間で、ここまでダイアログを詰め込んで作品を完成させることは、原始的なようで難しい。でも、それをAaron Sorkinはまた見事にやってのけていたような気がした。かなりのスピードで会話が進んでいくし、言ってることは一辺倒のようだけれど、その各所にテーマが含まれていて、バイオロジカルドラマの要素もたくさん含まれていた。
"Social Network"などに代表される彼の脚本にはえげつないほどの内容が埋め込まれている。

Steve Jobsという人間を中心に描かれるのだが、そこには無数の人間が関わっていて、彼一人では成し得なかったことがたくさんあるはずだ。エンジニアたちが演奏者なら、私は指揮者だ。という言葉は、とてもアグレッシブで、皮肉的に聞こえてしまうが、それが彼の本心なんだろうと思う。それは、最後のiMacのプレゼンの時に、多くの偉人を紹介したことからもわかる。天才と言われる人間だが、ある部分で天才なだけで、かけているところは必ずある。むしろ、一般的な人よりもかけているところは多いかもしれない。そのかけている部分を、誰が埋めるのか、もしくは次元を変えて、かけている部分を長所と捉えるかもしれない。そういう才能を彼は持っていたのだろう。

Michael FassbenderとKate Winsletは素晴らしい姿を見してくれた。台本に書いてあることを読んでいるのではなく、本当に彼らの口から言葉が出てきているように感じたほど。最初は、どこまでこのテンポで話が進んでいくのだろうと、不安になってきたが、途中からどうにかして彼らの世界に顔を突っ込んで、彼らの気持ちを理解してあげたい、天才の領域に入って見たいというロマンすらも感じてしまった。現実世界では絶対に体験できないような、天文学的数字が動く世界で、我々が日々日常に感じている会話がなされているということが、面白い。

もう一回見なければ。これは何回も見る価値がある映画だと思う。
ジョブズがゴミに見える
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