kakuko

ナチスの強制収容所/ナチス絶滅収容所のkakukoのレビュー・感想・評価

3.5
強制収容所の多さに驚く。
人が人にすることができる行為なのか本当にこれが。
ある収容所では1万人目の捕虜の死を祝ったとかマヒしてる。
積み上げられたガリガリの死体の山。
検死のために墓から遺体を掘り起こす。
民間人600人で2500人の遺体の埋葬を行う。
スコップを持って歩く大量の人たち。
助け出されて泣いて喜んでる人は少ない印象で、生存者無表情の人多かった。
視察した人たちも無表情、言葉を失うよなこんなの。
拷問方法の実演。
有刺鉄線を巻いた棒で背中をゴシゴシするのされてた人がいたの想像するだけで寒気します。
劣悪な環境の中で飢餓、感染症などに苦しむ。
シャワーを浴びるからって石鹸とタオル持たされてガス室に誘導、かけられた衣類が人数の多さを物語っている。
死体が多すぎて重機で押して片付けてるの尊厳とかあったもんじゃない。
支給された食事は栄養価が高すぎて薄くしないと胃が受け付けない。
空撮されてる収容所のデカさ。
資料として写真撮るときに笑顔になってる人たち。
住民たちが解放後に収容所を見学、お勉強感覚で来る時は笑顔だったけど内情を見て倒れる人とか出てて笑顔はもうなかった。
自国が侵した罪を知る。
頭を撃ち抜かれた後だったり、目をくり抜かれた後だったりショッキングです。
列車で捕虜が運ばれるけど、大半が死んでしまう。
患者は床に寝かされる。
赤十字社から届いた150キロのチョコレートも所長が横取り。
人が死にすぎている。
どれだけの才能が失われてしまったのか。
見ててつらすぎる。
地獄。
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