密室サスペンス・スリラーの名作。
オードリー作品では珍しく、全くファッションに気を取られない所が新鮮に感じられる作品だった。
冒頭から不穏な空気が漂い、何とも恐怖を唆る人形の顔。いや人形って扱い方次第でこんなに怖く感じるなんて、、、
そして盲目と言うハンデを抱えた主人公オードリーが兎に角強くて勇ましい。健常者よりもうんと研ぎ澄まされた五感(四感?)は想像を遥かに超えて敏感だし、何よりあんなに華奢な体を張ってる。
ついでにキレる頭脳を持ち合わせてるもんだから尚更見応えがある。
三人の悪役キャラがまた良かった!
あの二役の扮装は必要?最初は気が付かなかったけれど呆気にとられた。入れ替わり立ち代りのオードリーとの対峙シーンは序盤なんかはクスクス笑えたり、、、
うっかり気を抜いた所からの終盤のサスペンスフルな展開はドキドキハラハラ。
とりわけ人形の行方が判明した時には鳥肌(きっと大多数の人が推測出来ただろうけれど私は考えが及ばなかったから余計)
綺麗に一件落着のスッキリ感が堪らない作品だった。