【永遠の僕達】が印象的だったガスヴァンサント。またも死生観みたいなものを描くのかと冒頭は思った。
観ている間、どうにもちぐはぐな感じで居心地が悪い。渡辺謙が出てくれば出てきたで左遷で死にたいとか外国人にはどう映るのかとか心配しちゃうし、日本人の名前ありえないとか、マコノヒー怪我してるのにどっちが先導してるんだとか、そろそろマコノヒーにコート返してやれよとか。
マコノヒーの過去に比べ、渡辺謙の過去やいきさつが提示されない事からなんとなく正体がわかりかけてきたし、終盤からラストにさしてカタルシスや感動を得られる事はなかった。
再び樹海に向かうマコノヒーの散歩のような軽装はどうなんだろう。また救命隊呼ぶつもりなのか?トランシーバーもう無いのに呑気だ。
サイトで色々読んだけど、あーそうなんすかって感じ。確かに夫婦間のすれ違いはリアルで胸が痛かったけど、伏線の回収が成功してるとも思えない。カンヌではブーイングが起きたらしい。
ブーイングはしないけど立ち上がって拍手はしないかな。