このレビューはネタバレを含みます
ガス・ヴァン・サント監督の追憶の森。
主演はマシュー・マコノヒー、ナオミ・ワッツ・渡辺謙です。
青木ヶ原の樹海で出会った二人の男の話かと思ってたら、ちょっと、違いました。
マシュー・マコノヒーと、ナオミ・ワッツの夫婦の物語。
森のなかで出会ったタクミ。は、もしかして、、、っていうのにチラシの時点で気づいたという勘の鋭い友人さんのレビューでしたが。
それはあまり関係なく、マシュー達夫婦の微妙な距離感が、自分の夫婦生活と重なって、ググッと、なっちゃった。
浮気した夫を許したいとは思っていても、どこかわだかまりが抜けず、アルコールに依存してしまう妻。と、ほんの遊びの浮気から、妻の信頼を失い、悔やまれつつも、どう償って良いかわからない夫。妻のアルコール依存性の原因を作ってしまった事にも疲れはてていた矢先に発覚した妻の腫瘍。
結局マシューは、妻の病気がきっかけでまた愛を取り戻そうとしていたわけだけれども。
やるせないよねー。
美しくて、恐ろしげな樹海のなかで、出口を探して、、、。
渡辺謙のエピソードはあんまり詳しくは語られませんでしたが。妻と娘の名前がキイロとフユ。って、何か変だな~っとは思っていました。
ラストでちゃんとスッキリするし、泣けたなぁ。
そして森の中って、考え事するのにはいいよね。とか、思いました。綺麗な空気のなかでゆっくり森林浴しに行きた~い。
ひとりで観に行ったけど、我が夫にもみせたい映画かも。
夫よ。マシューを見習いなさい。(-_-)