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エンドレス・ポエトリーのXXXXXのレビュー・感想・評価

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)
4.5
アレハンドロ・ホドロフスキー監督伝説の一作!
少年アレハンドロの数奇な人生を描いた魂のドラマです。Blu-rayを購入して、再鑑賞しました。

生きろ!生きろ!生きろ!
詩人として生きることを選択した、アレハンドロ・ホドロフスキーの自叙伝的なストーリーになっています。
ホドロフスキー自身や、彼の息子が出演しています。
Blu-rayは、無修正になっていて何もかも丸出しです。笑

ホドロフスキーの作品は、とにかくクセが強くて、悪趣味な描写が多いのですが、今作はわりと見やすい作品だと思います。もちろん、小人の女性とのやりとりや、ゲイバーでの描写など、思わずビックリしてしまうエピソードなどもあるんですが、これぞホドロフスキーの人生賛歌!と言える作品です。父親との確執なども乗り越えて、アレハンドロ青年が成長していく様が感動的でした。

撮影が、『恋する惑星』などウォン・カーウァイ作品で知られる、クリストファー・ドイルで、今作でも手持ちカメラを使ったトリッキーな撮影技術が光ります。

ホドロフスキーならではの、マジック・リアリズムと呼ばれる演出方法で、現実を超越した不思議な作品でした。鑑賞するのは2回目ですが、見るたびに新しい発見がある作品で、映画の魔法に満ちた作品ですね。
この地球という大銀河の下で、その片隅で生きる一介の人々。小さくも壮大な物語でした。
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