宇京

エンドレス・ポエトリーの宇京のレビュー・感想・評価

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)
1.2
自分は詩人だ、と何度も名乗っていたのが本当に不快。なぜなら、ってもう不快に決まってんだろって感じ!!!

詩人たる己を見つけたいなら、これから語るだろう一行の為に生きるべきじゃないの?
既に語ってしまった一行にたいしては無責任というか白痴感あるし、それどころか未来の老いた自分に話しかけられるの最悪。

血族が嫌いだと叫んで斧を振るえるのならさ、未来の老いた自分なんて超卑しいものが出てきたらとりあえずぶっ飛ばせよ!!!

詩のために生きるとか言っておきながら、何かを否定することで自分を獲得する、そんな陳腐すぎる態度が嫌いだし、世界を愛するだとか見るだとか言うくせに、他へのあり方どころか詩も外に向かって開かれたものではないから嫌いだし(口頭で音として語られこそするけどね!)、老いた自分が若い自分へ語りかけ指示して行動を正すのが嫌いだし、数々の虚構が最終的に可能したものが自己肯定と軌道修正ってどうなの? 嫌いだ
宇京

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