老いて尚
カラフルな人生賛歌を
唱えてくれる
ホドロフスキー監督。
生き方を押し付けようとした
父親から離れ、
独自の人生観と
詩の世界に生きた青年の物語。
生きていることを
生きて行くことを
人間らしさを削ることなく
アーティスティックな見せ方で
肯定する良作。
お得意の赤と黒の世界は
ポップさを増し、心踊る。
こんな風に昇華していくのかと、
(良い意味で)唸るしかない。
初期作品から順を追って
見易さ増し増しというところ。
画の切り取り方が素晴らしく綺麗だし
カラーバランスも常に良くて、
やーん♡ってシーンも
すんなりと受け入れられる。
船着場の表現方法も
素晴らしかったな。
実父へ対する監督自身の
行き着いた想いを潔く曝け出す。
年を重ねたからこそ、
言える事見せれる事ってあるな。
なんかそんな風に思いました。
つづき、楽しみ♪