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エンドレス・ポエトリーのmiiのレビュー・感想・評価

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)
4.2
まるで 演劇を見ているかのよう。
かなり異色な作品。

親からの抑圧を受けていた青年が
人生の意味を探すべく
様々な人達との交流を描く。

青年は詩人を志していて
芸術を愛する人達と出会うのだけど
彼等が 一風 個性的。
というか
感性のまま 自由に生き 表現している。

ところどころ そう来るか?
不可解からの 笑いもあって
独創的。

ラストの父との和解のシーンで
「何も与えないことで すべてを与えてくれた
愛さないことで 愛の必要性を教えてくれた
無神論で 人生の価値を教えてくれた
この世界に耐えられる力を与えてくれた」
とあり
親と不仲で 自ずとこう考えられる人って数少ないと思うけど
ある道しるべを示してくれる人と
出会える可能性もあるのが ご縁。

わたしも 気ままに自由に生きていると思っているけど
(家族に感謝!)
出会いって 楽しい。
あの人の こんな素敵なところ
いろいろな考えもある事を吸収して
末広がりの未来となる。

そのような活力を更に与えてくれる
解放感のある作品でした。
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