エンドレス・ポエトリーの作品情報・感想・評価

「エンドレス・ポエトリー」に投稿された感想・評価

行動する詩人が2人で直進するところが大好き。いつかやってみたい。笑
ラウぺ

ラウぺの感想・評価

4.2
チリの映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーの自伝的作品。少年期の「リアリティのダンス」に続くシリーズの2作目。
一種の怖い物見たさというか、教養の辺縁部を知るといった程度のつもりだったので、「リアリティのダンス」は予告だけ見てからこの作品を鑑賞しました。
ところが、結論から先に言えば、やはり「リアリティのダンス」は先に観ておくべきだったと思いました。(私は劇場の帰りに「リアリティのダンス」のDVDを借りて直後に鑑賞しました。)
理由はいくつかありますが、やはり今作は「リアリティのダンス」の直接の続編であり、前作の終わりのシーンがそのまま今作の冒頭に使われていること。
また、登場人物や設定、細かな小道具が今作にも出てくるので、それを知っているかどうかではやはり少なからず受ける印象が変わると思います。
「リアリティのダンス」はホドロフスキーの少年期、今作は青年期が描かれますが、前作はホドロフスキーが影響を受けた父親の人となりを描くのにかなりのウェイトが割かれていて、この父親の姿を見ているかどうかで、今作での父親に対する印象は大きく異なるのではないかと思います。

2作とも劇中にチリの大統領だったイバニェスが登場しますが、アジェンデ-ピノチェト以前のチリについての知識がほぼ皆無だったので、背景の理解に影響が出ました。軽くでもよいのでイバニェスについては調べておく方が良いと思います。

両者を比べると、作品のインパクトは明らかに「エンドレス・ポエトリー」の方が上だと思います。
「リアリティのダンス」で父親の背景は描いてあるのと、今作はホドロフスキーの青年期がメインなので、メリーゴーランドのように目まぐるしく移り変わるエピソードでも常に劇中にホドロフスキーが居ることになり、物語に一貫性があり、テンションも持続します。
そのぶんだけ、ホドロフスキーの個性を堪能するにはこちらの方が強烈で、虜になりやすいのではないかと思いました。
「リアリティのダンス」にも共通しますが、ホドロフスキーの人生をなぞるのに、その当時のリアルなエピソードを再現するのではなくて、そのときの心の動きに焦点を当てて、そのイメージを比喩的に増幅していると思われるので、その成果物としての映画は常識の範疇を大きく外れ、オーバーでナンセンス、色彩も強調され、現実にはありえない状況を具現化したものになっていきます。
とはいえ、そこに描かれているのは人間に対する暖かな眼差しであり、人生賛歌という明確なメッセージを感じました。
キッチュという言葉が相応しいかどうかはなんとも言えませんが、上品さとは明らかに異なる猥雑さこそが生命力の源になっていると思います。

「リアリティのダンス」では手から物が消えたり何かに変化する様を描くのにCGを利用していましたが、今作では場面の転換や時間の経過を省くためか文楽のような黒子が登場して登場人物の手から小道具を取ったり渡したりする場面が出てきます。
これがまた独特の雰囲気を醸し出していてなんとも心地よいのです。

天才などという言葉は安易に使うとすぐに陳腐化してインフレーションを起こしてしまいますが、ホドロフスキーこそ真の天才というに相応しい映画人でしょう。
私が他の天才をあまり知らないだけかもしれませんが(汗)、少なくともホドロフスキーはそのうちの一人であることに異論のある人はまず居ないのではないかと思います。

また、この映像のパワーを88歳の監督が生み出しているということも大きな驚きでもあります。
先日亡くなったマーベルの総帥のスタン・リーが95歳という高齢であのパワフルな仕事ぶり、ホドロフスキーは今作の続編を既に企画中とのことですが、ぜひとも最後まで完成させていただきたいと思いました。
Zai

Zaiの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに2回観た映画
色鮮やかで映画というより
劇やSHOWを観ている気分に。
監督の父に対する思いも汲み取れて、
港でハグをするところで泣きました。
夏子

夏子の感想・評価

3.7
これを観る目がない
勉強不足、難しい
色彩豊かで目を惹く映像だった
彼がいるところに差別はない。

俗人を嘲笑いながらも人生を謳歌せよ...と事あるごとに、未来のアレハンドロが過去のアレハンドロの背中を押す。

僕も未来の自分に会いたい。

カッコ悪い自分にはなりたくないのに、カッコ悪い自分がどうしても出てきてしまって、カッコ悪い明日しか迎えられない。

生きることは、目を背けたくなるほど辛いことが多い。

僕は弱い。すぐに怒るし、すぐに泣く。

アレハンドロみたく、強くて優しい人になりたい。

人類の祝祭。

そんな毎日を僕も送ってみたい。

p.s.

人生の生き方、自信の付け方、仲間の持ち方を教わる128分の講義なる映画。

ホドロフスキー先生、生きることは難しいっす。
kny

knyの感想・評価

-
のうみそうちゅう
lala

lalaの感想・評価

3.0
んー。相変わらずのアレハンドロ・ホドルフスキー監督作品。お洒落だけどやっぱり無理かなって毎回思う。でも「サンタサングレ」だけはすごく好き。
nknskoki

nknskokiの感想・評価

3.8
溜まってたレビューの一気出しもそろそろ追いつきそう
タイムライン荒らしてごめんなさい

ホドロフスキー監督の自伝的人生観

「私は未来のお前だ、お前は過去の私。詩に身を投じ後悔はしていない。」
「何を得る?」
「幸せに死ぬことを学ぶ」
「死ぬのが怖い」
「生きるのが怖いんだ」
「人を失望させるのが怖い」
「自分を生きるのは罪じゃない。他人の期待どおりに生きるほうが罪だ」
「人生の意味は?」
「人生か。頭は質問するが心は答えを知ってる。意味などない。生きるだけだ」

ホドロフスキーは大学で哲学を学んでたらしいけど、毎回彼の映画を見てると彼を作っているのは仏教哲学が主のような気がする

「オカマみたいなことを言うな」
「オカマじゃない!父さんと違い世界を愛する詩人の心があるだけだ! 」

「詩」とは言葉の芸術
言葉を使って今までになかった新しい世界を見せるもの
秋元康や西野カナやつんく♂のようにただ相手を共感させるだけのものは詩とは呼ばない
それは谷川俊太郎の詩集を読めばわかる

得意の映像の鮮烈さは磨きがかかっていたけど、中身は「ホーリーマウンテン」や「エル・トポ」観た時のような衝撃を感じなかったかな
鑑賞中は邪念が多かったから頭に入ってこなかっただけかな

ホドロフスキーがインタビューで「性や裸を映像の中で扱う際には何か意味のあるものでないとダメだと私は思っています。単なる性的な対象に成り下がったものは使うべきではない」と言っててまさにそれだなと思った
フリークスの奇形女性や未成年を裸にする意味がホドロフスキーの映画にはある

「生涯かけて探していた。ついに見つけた女性だ。彼女を無限に愛撫したい。だけど腕がない。義手にすっかり慣れてしまい手が無いのを忘れていた。手を貸してくれる人?夢を叶えてくれ」
なりた

なりたの感想・評価

3.4
本当にエンドレスにポエトリーでめっちゃ頭使った、、
悪趣味ギリギリくらいのどぎつい色彩が良かった、カフェイリスの色のない空間とのコントラストも◎
レリ子

レリ子の感想・評価

3.3
配色、インテリアが綺麗。
自分は詩人だ!と言いながら流されまくっていてさ迷う主人公の出会いと決別と葛藤。
序盤は、なぜママは歌うの~~とか、黒子がいる~~考えてたけど、やめました。
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