アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たちの作品情報・感想・評価

「アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち」に投稿された感想・評価

Dachiko

Dachikoの感想・評価

3.9
他称・狂人達のナイトメアビフォアクリスマス。
自称・正常人達のナイトメアビフォアニューセンチュリー。

今作の舞台であるストーンハースト精神病院において、正常と狂気の境界線は極端に曖昧だ。一方は他方を狂人と呼び、もう一方も他方を狂人と呼ぶ。そこにあるのは精神病とどう向き合うべきかという考え方の相違のみであるにも関わらずだ。

そこに迷い込んだ1人の精神医学実習生、エドワード。彼は患者の1人であるイライザ・グレイブスを、この治す側も治される側も狂った"アサイラム"から救おうと試みるようになる。

「聞いた事は何も信じるな。見た事は半分信じろ」
これは彼の教授からの教えであり、作中に何度か出てくる。そしてこれは同時に、私たち観客に向けられたメッセージでもある。

推理小説の祖と呼ばれるエドガー・アラン・ポーの『タール博士とフェザー教授の療法』を原作とした今作。

「聞いた事は何も信じるな。見た事は半分信じろ」
ぜひ、この言葉を忘れずに見てほしい。
勘のいい人なら途中でいろいろ気づきそうだけど、オチまで面白いのですきです。
キャストが渋い!設定が良い!
ストーリーもわかりやすくテンポよく進む
ラストは予測出来そうで出来なかった
伏線あったっけ?といった感じ

評価別れてるし万人受けではないのかも 個人的にはめっちゃ好き
人里離れた場所に建つ精神病院に半ば押しかけで勤務を開始した新米精神科医が、病院に隠されたある秘密に気づいたことから始まるあれやこれや。。。

怪しげな職員、怪しげな患者
薄ら寒い空気は雰囲気抜群

しかもストーリーはどんでん返しに次ぐどんでん返し!!

これで面白くないはずがないっ!!
。。。いや。。。そんなに面白くなんないからびっくりー 笑
ハマりませんでした

ケイト・ベッキンセールが相も変わらず綺麗だなぁという感想
シュウ

シュウの感想・評価

4.0
予測できてもいい結末だったのに全然わからなかった。ある意味みんな被害者で加害者。ミステリーだけど考えさせる映画だった。
chi

chiの感想・評価

3.2
なかなか雰囲気がある映画でした。
精神病院もののミステリー。
最後の大どんでん返しは、
ほぇーっそうくるかーって感じ。
それについての伏線もあんまりないから
青天の霹靂だよねー
♪ 幾千の星に抱かれて 
  ロマンを叫び続けて
  さびついた時は流れて 
  君は確かに震えていた

…吐く息は白く、霧と同化した。
門扉の向こう側にそびえる屋敷も見えない。
やがて、精神と肉体の狭間に揺れる想いは不安定になり、視線も揺れた。ゆらりゆらり、と。

おふおふ。これは良い雰囲気ですよ。
何しろ、舞台は19世紀の精神病院。
思わず「猟奇!」とか「サイコ!」とか「肉片!」とか叫びたくなる空気感に満ちていて、好奇心を巧みに刺激してくるのです。

しかも、原作はエドガー・アラン・ポー。
おふおふ。推理小説の“始祖”じゃないですか。
これに萌えずに何に萌えろと言うのか。
もうね。ミステリ好きならば琴線に触れるのは間違いなしなのです。

が。が。ががが。
主人公がねえ。見習い医師という立場なのに、色恋沙汰に理性を失う部分に共感できないのですねえ。この辺りの心情を丁寧に描いていれば…かなり評価は高くなったと思うのですが…。

でも、でもですよ。
きちんと表と裏を反転させる展開や、人間の尊厳について考えさせる部分もありますし、何よりも全体を俯瞰すれば精緻な作りなのは間違いなし。早々に見切りをつけるのは勿体ないのです。

また、いぶし銀の役者さんばかり揃えているから、地味ながらも堅実な描写に口角が上がる次第。低予算だからか、全体的に映像が明瞭なのは雰囲気を損ねていますが、その辺りは生温かい目で見るべきなのでしょう。

まあ、そんなわけで。
期待値を高めずに臨めば十分に楽しめる佳作。
19世紀の人里離れた精神病院…という舞台設定に反応する向きならばオススメです。また、グロテスクな表現も少ないので(皆無ではない)血や臓物が苦手な人も大丈夫だと思います。

ちなみに本作を仕上げたのは『ザ・コール 緊急通報指令室』のブラッド・アンダーソン監督。なるほど。娯楽要素が強いサスペンス映画はお手の物なのですね。
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