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我が道を往くのメッシのレビュー・感想・評価

我が道を往く(1944年製作の映画)
3.6
ニューヨークの寂れた教会を立て直すためにやってきた新任の神父と、そこの老神父を中心としたドラマ。

この神父のキャラクターは映画史上屈指のナイスガイ。優しく思いやりがあるのだけど、嫌味がなくさりげなく説教臭くもない。本気で他人の事を想う様を醸している。
特に老神父がともすれば老害になろうかという場面もさりげない行動と誘導で良き方向に導いていく。
周りの住民に対してもそうなので、彼の周りはどんどん明るく変化を遂げて行く。決してプレッシャーをかけずに自然に誘導して行く。

そして立て直して役割を終え、さりげなく去って行く。イケメン!

我が道を往く、とは我を通すとは逆の意味で、皆に道筋をつけて行く事が我の道になる。と解釈した。

ビングクロスビーの眉毛の少し下がったイケメンな表情の変化にやられた。

全体として良い人しか出てこないが、たまには良いものだ。
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