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我が道を往くのガクのレビュー・感想・評価

我が道を往く(1944年製作の映画)
4.1
こんなに押し付けがましくなくて優しい映画があるか、というくらい優しい。

神父様の笑顔も素敵で、『カールじいさんの空飛ぶ家』のモデルなんちゃうかと思った。

このカールじいさんみたいな神父さんは35年もニューヨークの教会で働いていて、その間90歳になるアイルランドの母に一度も会えていない。お金が貯まったら会いに行こうと思うが、いつも自分よりお金が必要な人が出てくる。母は誕生日にオルゴール付きの箱に入ったウイスキーを送ってくる。そのオルゴールの曲に合わせてビング・クロスビーが口ずさむ。神父さんはベッドに入ってそれを聞いてる。うとうとして眼鏡を外して、危ないからとビング・クロスビーがそれをそっとベッドサイドテーブルに置く。そして神父を起こさないように席を立って電気を消そうとする時、神父が”Good night.”っていう。2人ともが優しい、良いシーンやった。
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