適応と仕事の経年変化のレビュー・感想・評価

「Deaf and Blind」四部作の三作目。見事な構成力が結実した終盤の到達点。
論点がややズレながらも、盲人は病人であるか否かについて熱を帯びていく議論場面が如何にもワイズマンらしい。
そこで声をあげていた男性の自尊心に寄り添うかの様な修了生らの就労風景が圧巻かつ泣かせる。そこには誰一人として社会的弱者など存在していないからだ

@アテネ･フランセ