たりほ

太陽のたりほのレビュー・感想・評価

太陽(2016年製作の映画)
4.4
先行試写会にて拝見しました。

見終わった直後には金縛りからとかれたような脱力感がどっと押し寄せてきました。胸の内にずどんと重いものを落とされたような、それでいてこびりついて離れないような。
いい意味でも悪い意味でも後味の悪い緊張感が残る作品でした。

少し時間をおくと(と言ってもまだ数時間ですが)その胸の中に落とされた重いものを自分なりに咀嚼するように考えるうちにこの映画の奥深さや表現の仕方の素晴らしさに気づくような気がします。

えががれているのは差別や格差社会ですが考えさせられるものは、人間のプライドや醜さ、家族愛や恋愛、友情などを全てひっくるめたありのままの人間の姿なのかなと思います。

特に効果的な音楽の使い方とそれによる昼と夜の分け方がすごく良かったのと、やはりラストシーン。とてもよかったです。

後味の悪さや重くのしかかるものもありますが、他の人にも見て欲しいと思える作品でした。