まっつぁんこ

太陽のまっつぁんこのレビュー・感想・評価

太陽(2016年製作の映画)
4.5
舞台は、バイオテロで人口が激減した21世紀初頭。
ウイルスに感染したものの生き残り、抗体をもった新人類「ノクス」は、若く健康な肉体と高い知能を維持する一方で、紫外線に弱く夜しか活動できない。
ウイルスに感染せず生き残った旧人類は「キュリオ」と呼ばれ、ノクスからは差別されていた。

なにやら「バイオハザード」みたいだ。
影響はうけているはずだが、映画の内容は180度違う。

バイオハザードみたいに、アンブレラ社と戦ったり、サンクチュアリを探す話ではない。
その方がわかりやすいのだが・・・
敵・味方、善と悪を対比させる映画ではない。
描かれるのは「ノクス」と「キュリオ」が対置される世界で起きる普遍的な出来事。
特に何も解決するわけでもなく答えは示されない。
いまどき珍しい映画である。

色々考えさせられる。
一方、白黒つけてくれよと、つい思ってしまう自分を発見するのもたしか。
つい、わかりやすいテーマを求めてしまう自分に反省した。(笑)

『愛の渦』 における体当たり演技が記憶に新しい門脇麦さん。
今回も、某シーンできわどい?お姿を披露。
お母さんと同じ格好ではいけない理由があったのだろうか?(笑)
誰かわかる人がいたら教えてください。