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太陽のmakoのレビュー・感想・評価

太陽(2016年製作の映画)
4.0
《2018#201》
今作で600本目レビューになりました♪

600本目レビューは何にしようかと考え今作にしました。評価は低いですし、Clip数も少ないですが私は結構好きで。
お勧めというか、紹介したい映画として今作を選びました。
と言っても、一回投稿してたんですけど今回レビューを書くにあたり再視聴しました。以前のレビューに、いいねをして下さったレビュワー様には失礼しました。申し訳ありません🙇

以前のレビューに加筆修正して再投稿します。


上映館数が少なくて、こちらではやってないので交通の便を踏まえ岡山へ観に行きました。そこまでして観に行ったのは神木君が出演しているからですが、神木君が出演していなくても地元でやっていたら観に行きましたけど笑
これは、劇団「イキウメ」の前川知大さん原作のものです。2014年には蜷川幸雄演出で綾野剛出演で舞台にもなっています。 

 
21世紀初頭にウイルスにより人類は2つの人種に別れている。太陽を浴びる事はできないが高い知能と若く健康的な肉体を持つ新人類のノクス、太陽の下で生活ができるがノクスに支配され貧しい暮らしを余儀なくされる旧人類のキュリオ。
ノクスに憧れるキュリオの鉄彦(神木隆之介)、母親が幼い頃にノクスの転換手術をするため父と自分を捨てた過去の為ノクスを憎む結(門脇麦)。

神木君もですが、門脇さんも演技が上手かったです。 終盤、結の変化を見事に演じ分けていました。
この映画、奥が深くて。支配、差別、共存、親子愛が描かれていて現代に通じるものがあります。

元が舞台ということで、今作は長回しのシーンがあったり、カメラを固定して登場人物が同じ画面でそれぞれ何をしているのか映しているシーンがあり舞台っぽいなと感じました。

ラスト、ノクスとキュリオが共存して新しい世界を目指すような希望が持てた終わり方だったのが救いでした。
エンドロールの音楽も歌詞はなく自然な音だけなのも良かったです 。虫や鳥の鳴き声、川のせせらぎ、犬の遠吠えとか。余韻に浸る事ができました。


タマフルで宇多丸さんが『太陽』を語っているので、もし興味がある方はこちらもどうぞhttps://www.tbsradio.jp/31964

二回目視聴日 2018.9.26
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