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太陽のKUBOのレビュー・感想・評価

太陽(2016年製作の映画)
3.6
新作「ビジランテ」鑑賞前に、旧作をチェック。

キュリオとノックスって何かの比喩なのかな〜?と考えながら見て、設定はSFだけど、これは「都市部」と「農村部」なんだろうな〜と解釈。

都市に憧れる青年が神木隆之介で、父の元を離れて都市に行ってしまう少女が門脇麦。

そう捉えて見れば、ラストにも救いはあるんだけど、総論的には大きなSF的には設定を広げた上で、何がやりたかったんだかよくわからなくて悩んだ。

だが…、「ビジランテ」を見たから逆にわかったことだけど、入江悠という監督の根底にあるのが、「都市」と「地方」であり、「地方」の中にある閉塞感であり、その中での葛藤、争いであることは確かだ。

「太陽」は原作ものではあるけれど、その中で入江悠が描こうとしていたものは一緒だったんだ。
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