《あらすじ》
愛知県豊橋市に住む鴨川嘉郎（染谷将太）は、童貞の高校2年生。運命の女性に出会える日を待ちながらオナニー三昧。そんなある日突然、テレパシー能力に目覚め、他のエスパーたち（高校生たちとオッサン。全員、童貞と少女）と協力し、悪のレズビアンエスパー、神谷秋子（冨手麻妙）に立ち向かうこととなる。秋子の目的は世界中をエロスにすること。はたして嘉郎は世界を、いや愛知県豊橋市を守れるのか？
TV版の続きか総集編かと思ったら、若杉公徳の原作漫画を大幅に脚色して、全て新規に制作された114分の映画。
全編に渡って巨乳美女たちが下着姿のセクシーショットを惜しげもなく晒しまくり、ひじょうに刺激的だ。
内容はくだらないながらも二転三転し、終盤ではちょっと意外な事実が待ち受けている。嘉郎の運命の相手は、二人のヒロイン（真野恵里菜と池田エライザ）のどちらかと思われたが、なんと同級生全員だったことがわかる。はたして嘉郎は誰を選ぶのか？ 結局、誰も選べず相変わらずオナニー三昧の日々に戻るのだ。
劇場で入場料を1,000円以上払ったらガッカリだけど、108円レンタルならば暇つぶしにちょうどいい。園子温らしい、不条理さ溢れる、SF下ネタコメディと言えよう。
