saya

呪怨 ザ・ファイナルのsayaのレビュー・感想・評価

呪怨 ザ・ファイナル(2015年製作の映画)
2.0
妻と義妹を失った不動産屋の男が呪いの家を取り壊して更地にしたのですが、呪いの連鎖を断ち切ることはできず、俊雄に関わった人たちが次々と呪われてしまう物語です。
前作では呪いの家に入らなければ助かる設定でしたが、今回は俊雄に少しでも関わってしまうとアウトなようです。
そもそもリブート版の俊雄は幽体離脱する生身の人間なので、これを果たして呪怨と呼んでよいのかも甚だ疑問です。
「強い怨念を抱いたまま死んだモノの呪い」が呪怨のはずなので、虐待で餓死した山賀俊雄のままなら呪い続けてもいいですが、佐伯俊雄として生まれ変わったのだから新しい人生をエンジョイしろよと正直思うわけです。
『ベルセルク』で受肉したグリフィスが、野望を実現しようとしないでずっと恨んでたら変でしょう。
心霊ホラーのはずなのに恐怖表現がオーバーすぎてギャグにしか見えませんし、狂った演技も下手すぎて出来の悪いお化け屋敷にいる気分です。
いつもと代わり映えもしない内容なのに、タイトルにファイナルなんてつけるのも良くないですよ。
saya

saya