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黄金のアデーレ 名画の帰還のktrのレビュー・感想・評価

4.2
ナチスに奪われてしまった象徴主義を代表する画家グスタフ・クリムトの傑作『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I』(通称 黄金のアデーレ)の返還を巡る史実に基づいた作品。

この映画は絵画に興味がない方でも楽しめます!
主人公マリアのホロコーストを通しての壮絶な人生と、ランディの弁護士としての信念を丁寧に描くいていて、見応えのあるヒューマンドラマでした。特にマリアの勇気を振り絞り自分の過去と向き合っていく演技は素晴らしく感動的。
ストーリーも手に汗握るシーンがあり、メリハリがついていて飽きの来ない作りでした。
また回想シーンが何度もあるが映像をうまく使い分け、そのタイミングも違和感を感じることはなかった。

鑑賞後エジプト美術や尾形光琳の影響を受けたクリムトの豪華絢爛なこの名画を調べてみるのも面白いかもしれません。絵画鑑賞が趣味の自分には大好物な映画でした。