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黄金のアデーレ 名画の帰還のwesttribeのレビュー・感想・評価

3.6
オンライン試写会にて鑑賞。
絵画の知識はなくても大丈夫そうです。

これも戦後70年映画のひとつでしょうか。
ナチスから逃れてオーストリアから米国に渡った女性がいた。
愛する伯母の肖像画はナチスに奪われ、戦後はオーストリアの博物館に所蔵されていた。
肖像画を取り戻すため、甥の弁護士を巻き込むが、「オーストリアのモナリザ」とも呼ばれる名画を、政府も博物館も手放そうとしない。

最初はしぶしぶ動いてた甥の弁護士が、
だんだんと火がついて、あの手この手で法廷闘争を仕掛けていくのが痛快でした。
逆に女性の方は最初は勢いづいていたのに、祖国での辛い記憶を避けようと、だんだん消極的になっていく。
この2人のバディ的な関係の変遷も見どころ。

法廷闘争でもう少し丁々発止のやりとりがあると
映画としてはさらに面白くなりそうなんだけど、
実話ベースだから仕方ないかな。
専門知識も必要なく、あまり深読みする必要もなく、
ちょっとスカッとする中編小説を読んだような味わい。
肩の力を抜いてお楽しみください。