コーディー

黄金のアデーレ 名画の帰還のコーディーのレビュー・感想・評価

4.2
名画に秘められた悲しい過去と向き合いそこにある想いを国相手に取り戻そうとしたおばあちゃんの戦い。
テーマは重めやし過去のナチスによる迫害のシーンの壮絶さはもちろんあるけど重くなり過ぎず現代パートではユーモアを交えヘレン・ミレンのお茶目さも際立っててとても観やすい良作!
彼女を支えるちょい頼りない弁護士ランディを演じるライアン・レイノルズの柔らかい雰囲気も良い意味で緩めてくれるししっかり熱いものも伝わってきて凄くイイ。

映画のテンポは良過ぎるけど二人をはじめ過去パートも余白を埋めれる演技力を持つ役者さんが揃ってるから全然軽くならないし実話とは思えないドラマチックな展開もありラストシーンでは自然と泣いてましたw

クリムトについてはいくつか作品知ってる程度やったので一枚の名画にこれだけのドラマがあるなんてただただ驚きでした。