まーしゃ

黄金のアデーレ 名画の帰還のまーしゃのレビュー・感想・評価

4.5
毛並みの良い血筋と誇り…

うちの家系図によると、先祖は侍だったようですが、自分のルーツと家族の大切な想い出を奪われるというのは、正直なところ、ピンとこないです。

でも、ナチスの非道・略奪の爪痕は、未だに残っている。

アメリカ視点ではあるが、オーストリアのモナリザ⁈をめぐる返還要求のお話。

マリア役のヘレン・ミレンが素晴らしいの一言。
品格があって、凛としていて、とてもチャーミング。知り合いのツテに弁護のゴリ押しするオバちゃんも演じていて、さすが名女優です。

弁護士ランディ(ライアン・ノイルズ)も、マリアに感化され、毛並みの良さを発揮し、突破口を見つけていく。ホロコースト広場の後、トイレで号泣するシーンはなかなか好感。

オーストリアでのキーマンであった記者には、Rushのニキ・ラウダ役だったダニエル・ブリュールが出てました。

実話ということで、最後の結果は分かってましたが、マリアの過去で、ナチスに拘束されてしまい、2人だけ脱出する日の両親との別れのシーンは、涙涙涙〜

ラストシーンは、過去華やかな時のフラッシュバックと重なり、良かったです。今年観た作品の中で、心に残る一番の作品となりました。

戸田奈津子さんの訳も良かったです。

いつかニューヨークに行って、黄金のアデーレの絵を見てみたいものだ、たぶん無理だけど(笑)