かおる

黄金のアデーレ 名画の帰還のかおるのレビュー・感想・評価

3.9
クリムトの『黄金のアディーレ』を持ち主であるマリア・アルトマンのもとに戻す裁判を描いた映画です。

ナチスを扱った映画につきものの人が死ぬシーンはないですが、マリアの回想シーンは胸が締め付けられました。
国や物が絡むと、一筋縄ではいかなくなるのが悲しいです。

親を置いて亡命するなんて、すごく苦しかっただろうなと思います。
最後の回想シーンは、涙を堪えきれませんでした…
かと言って、ずっと暗い話なわけではなくて、現代のシーンは裁判もののようなワクワク感もあり、テンポも良かったです。
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